豚くん業務スーパーの丸鶏って安いけど、1羽まるごとなんて家で扱えるのかな…
ジョニー扱えますよ。ただ、つまずくのは焼き方より「解凍」なんです。
業務スーパーの冷凍丸鶏は、1羽まるごとで1kg。見た目のインパクトと値段の安さで、12月になると毎年話題になります。
ただ「1kgって何人分なのか」「家のオーブンで本当に焼けるのか」は、買う前に引っかかるところだと思います。
丸鶏は失敗したときの被害が大きい商品です。中心が生だったと気づくのは、たいていクリスマスの夜ですから。
この記事では元スーパーの精肉チーフが、公式スペック・何人分になるか・解凍と加熱のつまずきどころまでお伝えします。
業務スーパーの冷凍丸鶏はどんな商品か
まずは公式サイトに載っている情報を押さえておきます。噂やレビューではなく、メーカー側が出している数字です。
内容量・原産国・保存方法
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 冷凍 丸鶏 |
| 内容量 | 1kg |
| 原産国 | ブラジル |
| 保存方法 | -18℃以下で保存 |
| アレルギー | 鶏肉 |
公式の説明は「調理しやすいように処理した鶏を丸ごと冷凍しました」です。内臓を取り除いた状態で売られていたという購入レポートは多いのですが、公式がその処理内容を明記しているわけではありません。気になる方は売り場でラベルを確認してください。
公式が挙げている使い道
公式サイトは、下味をつけてオーブンでじっくり焼く食べ方をすすめています。ローストチキンのほか、参鶏湯(サムゲタン)やタッカンマリ(韓国の鶏水炊き)も紹介されていました。
つまり丸鶏は、焼くだけの商品ではありません。煮込みに向くのも、骨から出汁が出るからです。
値段はいくら?公式は価格を出していません
先に正直なところをお伝えすると、丸鶏の値段は断定できません。業務スーパーの公式サイトは価格を載せていないためです。
購入レポートを見ていくと、1kgサイズで500〜700円台という報告が多く、2022年には2.6kgサイズが1,219円という記事もありました。ただし同じ商品でも店舗と時期で値段が動きます。最終的には売り場の値札が答えです。
それでも、1羽まるごとでこの価格帯は安いほうです。精肉売り場で骨付きもも肉を2本買えば、それだけで同じくらいになります。
業務スーパーの肉がなぜこの値段で出せるのかは、別の記事で詳しく書いています。

1kgの丸鶏は何人分?骨込みだと見た目より少なめ
ここが買う前にいちばん誤解されやすいところです。1kgと聞くと4人家族でも足りそうに見えますが、丸鶏の1kgは骨を含んだ重さです。
丸鶏は骨と皮の割合が大きく、実際に食べられる部分はその一部になります。1kgの丸鶏は、メインとして食べるなら2〜3人分が目安です。
豚くんなるほど、見た目は豪華だけど量は控えめってことね
4人以上で囲むなら、丸鶏1羽だけでは物足りなくなります。ポテトやサラダなど付け合わせを用意するか、骨付きもも肉を何本か足すほうが現実的です。
業務スーパーで塊の肉を買うなら、牛タンブロックも定番です。こちらは下処理が必要なぶん、値段の安さが際立ちます。

切り分けは最初がいちばん難しい
焼き上がった丸鶏をきれいに分けるのは、慣れないと手が止まります。もも、胸、手羽と順番に外していくのですが、関節の位置が見えないからです。
文字だけでは伝わりにくいので、鶏肉専門店が切り分けを実演している動画も参考になります。
包丁が苦手なら、キッチンばさみで分ける手もあります。見栄えは落ちますが、関節を探さなくて済むので失敗しません。
つまずくのは焼き方より解凍です
売り場にいたころ、丸鶏で失敗した話をいくつも聞きました。その多くは焼き加減ではなく、解凍が足りていなかったケースです。
冷蔵庫で1日以上かける
1kgの冷凍品が中心まで解けるには時間がかかります。食べる日の前日には冷蔵庫へ移してください。丸鶏は厚みがあるぶん、切り身の感覚では間に合いません。
常温に出して早く解かすのはすすめません。表面の温度だけが上がって、菌が増えやすい状態をつくってしまいます。急ぐなら氷水に浸ける方法もありますが、水が入らないよう袋のまま行ってください。
中心が凍ったままだと生焼けになる
中心が凍った状態で焼くと、外側が焼き上がっても中は火が通りません。鶏肉の生焼けは食中毒につながります。
厚生労働省は鶏肉について、中心部を75℃で1分以上加熱するよう示しています。鶏肉で問題になるカンピロバクターは、潜伏期間が1〜7日と長く、原因に気づきにくいのも厄介なところです。
焼き上がりの確認は、骨に当たらない厚い部分に竹串を刺して、出てくる肉汁を見るのが手軽です。赤い汁が出たら、まだ焼けていません。
家のオーブンで焼けるのか
焼けます。ただ、丸鶏は切り身よりはっきり難しいので、そこは理解して買ったほうがいいです。
理由は厚みがそろっていないことです。むね側は薄くて先に乾くのに、ももの付け根とお腹の中心はいちばん最後まで火が入りません。中心に合わせて焼き続けると、外側はパサついてしまいます。
だから丸鶏は、途中で向きを変えたり、焦げそうな部分にホイルをかぶせたりと手数が増えます。脚をしばっておくと形が崩れにくく、火の通りも安定します。
自信がないなら骨付きもも肉でいい
初めてで失敗したくないなら、骨付きもも肉を人数分焼くほうが確実です。厚みがそろっているので火の通り方が読めますし、1本ずつ数を決められます。
スーパーのクリスマスチキンは、予約の締切が商品ごとに違います。買う時期で選べるものが変わるので、こちらもあわせて読んでみてください。

12月は売り切れます
丸鶏は定番として常に置かれている商品ではありません。公式サイトにも、取り扱いのない店舗がある旨が書かれています。
12月に入ると数が減り、クリスマス直前には残っていないことがあります。冷凍品なので早めに買って冷凍庫で置いておけます。狙うなら11月のうちに確保しておくのが安全です。
よくある質問

売り場で実際に聞かれることが多かった質問をまとめました。
まとめ

業務スーパーの冷凍丸鶏は1kg・ブラジル産で、1羽まるごとの割には安く手に入ります。ただし骨込みの1kgなので、食べられるのは2〜3人分です。
難しいのは焼き方より解凍で、前日から冷蔵庫に入れておくのが前提になります。自信がなければ骨付きもも肉でも十分です。
狙うなら11月のうちに確保しておくと安心です。




